診療放射線技師の皆様へ

KANAGAWA70

2015年度に実施した一般撮影分野の再調査を実施します

 今回はJapan DRLs 改訂に伴い、一般撮影領域における線量調査(第二弾)を行い、2015年からの線量分布の推移、また現状の線量分布の把握を行います。 
 皆様にはお忙しい中、お手数をお掛けしますが、
2種類のアンケートにご回答をお願い致します。
 回答頂いたデータに基づき貴施設の医療被ばく線量の評価を本会において行い、貴施設に返送させて頂く予定にしております。貴施設の最適化の一助となれば幸いです。 

I. 各撮影部位の撮影条件(中央値)について
成人の検査は体重 50 Kg~60 Kg の一般的な体格の患者 15~20 名の中央値をご記入ください。
(撮影条件を下書きしてからの入力をおすすめ致します)(PDF:
下書き用

各撮影部位の撮影条件(中央値)については、ご回答の方法は以下の2つを用意しております 
1.回答フォームによるWEB回答 (推奨)
( こちらを優先的にご回答お願い致します )
回答フォームURL
https://forms.gle/kiqNh3EtY6gHfaop9

2.回答ファイルのダウンロードによるメール回答
回答ファイル(Excel)

①一般撮影アンケート2020 (修正版)をダウンロード 
ご回答の上、以下の送付先にメールでお送りください。 
回答ファイルの 送付先 E-mail:kanagawa70-xp2021@ kart21.jp 

II. 各撮影部位の撮影条件(15~20名)について
ご回答の方法 : 回答ファイルのダウンロードによるメール回答をお願いいたします。

身長体重にかかわらず、連続した患者 15~20 名の患者データ、撮影条件を各々ご記入ください。(可能な範囲でご回答をお願い致します)。

回答ファイル(Excel)
②一般撮影アンケート2020(体重制限なし) をダウンロード 
ご回答の上、以下の送付先にメールでお送りください。 

回答ファイルの 送付先 E-mail:kanagawa70-xp2021@ kart21.jp 

神奈川県内の70%以上の医療機関が線量評価できている状況を目指しています。
是非ご協力をお願いいたします。 

 

事業進捗状況

2021年4月18日 本会活動成果の原著論文が掲載されました。

神奈川県放射線技師会は2016年度に実施したCT領域の線量調査結果に基づいた原著論文「神奈川CTアンケート調査における線量低減に対する逐次近似画像再構成法の寄与-Contribution of Iterative Reconstruction to Dose Reduction in Kanagawa CT Questionnaire Survey」(筆頭著者:小川泰良、聖マリアンナ医科大学病院)が日本診療放射線技師会雑誌2021年度4月号に掲載されました。

08_1学術_20-4原著_神奈川CTアンケート調査における_小川様_4c.indd (jart.jp)

逐次近似法(IR)はCTの線量低減に寄与すると考えられていますが、実際には線量低減効果は限定的でした。IRの開発や使い方の発展に貢献することを期待しています。

 

平成30年度 神奈川県下におけるIVR・血管造影領域の線量調査

 IVR・血管造影領域調査票 設問(PDF:調査票設問

本調査では回答フォームによるWEB回答を推奨しております。下記リンクの回答ページよりご回答いただけます。また、QRコードからも回答フォームにリンク可能ですので、PC以外の端末でもご回答いただけます。

  1. 回答フォームURL:http://goo.gl/forms/maxOFIf17NiH7tm8320181001_kanagawa70

 医療被ばく最適化推進事業(KANAGAWA70)とは

 平成23年3月の東日本大震災に伴う福島第一原発事故は国民の放射線被ばくに対する関心を一層高めました。また、同じ放射線被ばくである放射線診療によって患者等が受ける医療被ばくも世界的に最適化が課題になっております。このような中、平成27年6月、放射線診療に係るすべての学会、団体等で構成されるJ-RIME(医療被ばく研究情報ネットワーク)が、All-Japanによる診断参考レベル(Diagnostic Reference Level, DRL)を公開しました。この機会に医療被ばく線量の評価と最適化を進めることが必要です。もとより国家資格者である診療放射線技師は放射線診療で照射した線量の評価を行い常に最適化することが求められていると考えております。
 そこで、平成27年度より本会事業として医療被ばく最適化推進委員会を新設し、放射線診療による医療被ばく線量の評価ならびに最適化を推進する事業を展開することにいたしています。この事業によって神奈川県下の70%以上の医療機関が医療被ばくの評価と最適化が行われている状態になることを目指します。これを標語として“KANAGAWA70”と称しています。

医療被ばく最適化推進事業(KANAGAWA70)について

 

・事業推進状況

 平成30年10月6日(土)

  1. 平成30年度 神奈川県下におけるIVR・血管造影領域の線量調査
  2. 貴施設のIVR・血管造影領域の線量について調査させていただき、
  3. その結果を貴施設にフィードバックいたしますので、大変お忙しい中恐縮ですが、ご協力いただければ幸いです。

  IVR・血管造影領域調査票 設問(PDF:調査票設問

  1. 本調査では回答フォームによるWEB回答を推奨しております。下記リンクの回答ページよりご回答いただけます。また、QRコードからも回答フォームにリンク可能ですので、PC以外の端末でもご回答いただけます。
  2. 回答フォームURL:http://goo.gl/forms/maxOFIf17NiH7tm8320181001_kanagawa70

 平成30年8月2日(木)

  1.  2015年6月にJ-RIMEがわが国で初めて日本としての診断参考レベル(DRLs)を公開しました。本会は同年にいち早く「医療被ばく最適化推進委員会」を新規に立ち上げ、最初の活動として県内の本会会員が在籍する医療機関の一般撮影での撮影条件等のデータや最適化因子等の調査を行いました。
  2.  この度、一般撮影の調査結果をまとめた論文が公益社団法人日本放射線技術学会の学会誌2018年5月号に掲載されました。論文は下記のサイトからダウンロード可能ですので是非ご確認ください。
  3.   
  4.  https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jjrt/74/5/_contents/-char/ja
  5.  
  6.  論文のタイトルは、「一般撮影の医療被ばくの防護を最適化するためのベンチマークドーズ(BD)の提案」です。この論文の中で、神奈川県の病院で受ける被ばく線量は、全国調査の線量よりも最適化(低減)され、収束している(医療機関ごとのばらつきが少ない)との結論が得られています。また、DRLsの問題点を改善し、補完する世界初のベンチマークドーズ(BD)という線量指標を提案しています。
  7.  以上、会員の皆様に取り急ぎ論文掲載についてご報告いたしますとともに御礼を申し上げます。現在、本委員会では2016年度に実施したCTの線量等の調査をまとめた論文作成作業を行うとともに、今年度はIVRの線量調査を行うことにしております。今後も引き続きご協力をお願いいたします。
  8.  
  9. 平成29年1月16日(月)
  10.  平成28年度 神奈川県下におけるCT検査の線量調査
  11.  貴施設のCT検査の線量について調査させていただき、
  12.  その結果を貴施設にフィードバックいたしますので、大変お忙しい中恐縮ですが、
  13.  ご協力いただければ幸いです。
  14.  
  15.  CT検査線量調査票 設問(PDF:調査票設問、Word:調査票設問
  16.            別紙(PDF:調査票別紙、Excel:調査票別紙
  17.  
  18. 平成28年10月28日(金)
  19.  昨年度(平成27年度)に実施した一般撮影分野の追加調査を実施しています。   
  20.  調査票をご返送いただけなかった医療機関の方は、
  21.  下記の追加調査票にご記入の上、本会事務所に送付(送信)ください。
  22.  算定した貴施設の線量を送付(送信)いたします。
  23.  結果返送には1~2か月かかることをご了承ください。 
  24.  神奈川県内の70%以上の医療機関が線量評価できている状況を目指しています。 
  25.  是非ご協力をお願いいたします。
  26.  調査票:一般撮影 医療被ばく調査票
  27.  
  28. 平成28年9月16日(金)
  29.  岐阜市の長良川国際会議場・岐阜都ホテルで開催された第32回日本診療放射線技師学術大会において平成27年度に実施した一般撮影領域の調査結果を発表しました。
  30.  
  31. 平成28年9月15日(木)
  32.    読売新聞の全国版朝刊の医療ルネサンス欄にKANAGAWA70の活動が記事として掲載されました。

    http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/list_IRYORENAISSANCE

  1. 平成28年8月29日(月)
  2.    平成27年度に実施した一般撮影領域の調査結果を県内会員所属全施設に送付しました。
  3.  
  4.  
  1.  

平成27年度事業報告

平成27年度医療被ばく(放射線検査)の線量との最適化因子の調査票

 

・関連サイト紹介

J-RIME

診断参考レベルの設定(その1)

診断参考レベルの設定(その2)